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天野こずえの漫画ARIAおよびその派生作品に登場する職業 水先案内業 に就く人のこと。水先案内人。


注意以降の記述で物語に関する核心部分が明かされています。


概要 編集

ゴンドラに客を乗せ、ウンディーネ自身のプランニングもしくは客のリクエストによってネオ・ヴェネツィアの各観光名所等を回りガイドを行う。ただし、それ以外の目的での利用をリクエストされ受けている場面が作中に見られる[1]ことから、ゴンドラを使うのであればある程度融通はきく模様。またあゆみ・K・ジャスミンのように、最初から観光案内よりもトラゲット(渡し舟)の漕ぎ手を目指す者も僅かながらいる。

運送他ゴンドラを使用する職業=ゴンドリエーレはいくつかあるようだが[2]、ウンディーネだけが唯一女性のみが務めることのできるゴンドリエーレである。

その仕事 編集

21世紀前半に消滅したマンホーム(地球)ヴェネツィアの歴史ある独特の風情をそのまま写し取り、観光都市として名の通ったネオ・ヴェネツィア。この街でガイドを行うウンディーネは、ネオ・ヴェネツィアの顔、花形職業として名高い。それゆえ、ウンディーネを志す者も多いが、誰もが一線で活躍できるようになるわけではなく、後述するように難度の高い関門をクリアしなければならない。

水先案内店 編集

ウンディーネを志す場合は、必ずどこかの水先案内店(会社)に所属しなければならない。作中でほとんど言及されていないため不明な点が多いが、基本的に入社にあたって特別厳しい適正などを要求されることはなく、義務教育を修了していれば[3]おおむね問題無いようである[4][5]

A.D.2302(A.C.0075)年現在は、新興店であるオレンジぷらねっとが売上高で業界最大規模、僅差で姫屋がこれに続く。店舗数の推移は不明だが、月刊ウンディーネによれば、A.D.2261(A.C.0055)年にMAGA、A.D.2281(A.C.0065)年にARIAカンパニーが新規参入、A.D.2291(A.C.0070)年に中堅2店が合併しオレンジぷらねっとが開業している。

営業スタイル 編集

大きく分けて「ネオ・ヴェネツィア市内の各船着場へと赴きそこで客を探す」「事前に予約を受け客が水先案内店へと出向く」という二つのスタイルがある。作中ではほとんど後者の形態しか描かれていないが、それはアリシア・フローレンス晃・E・フェラーリアテナ・グローリィなど登場するプリマ・ウンディーネがみな業界でも指折りの人物ばかりであるためで、一般的な営業スタイルは前者である[6]

職階制度 編集

ウンディーネという職業は、現実の中世ヨーロッパにおける手工業ギルド(伊:Corporazioni delle arti e mestieri)に倣った徒弟制度と競争試験を組み合わせた階層システムの上に成り立っている。ウンディーネ業界への門戸は広く開かれてはいるものの、水先案内店に入ったからといって即営業活動を開始できるというわけではない。原則としてその仕事である観光案内を行うためには、先輩ウンディーネの指導下で操舵・接客・舟謳の三大科目について修練を積み、昇進試験を突破しなければならない。

階級には、ペア(両手袋・見習い)・シングル(片手袋・半人前)・プリマ(手袋無し・一人前)の3つがあり、下記のような区分けがなされている。なお、各階級の呼称は着用する手袋の数にちなむ。

階級 編集

ペア(両手袋・見習い)
徒弟に当たる。水先案内店に入社するとまずここからスタートすることになる。営業活動は原則として行うことができず、シングルへ上がるため練習に励むほか無い。
シングル(片手袋・半人前)
職人に当たる。プリマが指導員として付いていれば営業活動を行うことができるが、シングル単独では行えない[7]。またその場合でも、料金は格安に設定される。収益の観点から言っても指導役として同乗するプリマが直接漕いだ方が圧倒的に良いため、実質的には実地訓練としての意味合いしか無いと言ってよい。ただしトラゲットだけはシングルのみで運行される。
プリマ(手袋無し・一人前)
親方に当たる。プリマになって初めて自由な営業活動を行うことが認められる。

昇格試験 編集

ペアからシングル、シングルからプリマへと昇格するためには、指導員(プリマ)もしくはゴンドラ協会による所定の昇格試験を受け、その階級に属するウンディーネたり得るだけの技量を身につけていると認められなければならず、年齢など序列によって自動的に昇格することはない。そのため、個々人の才能や努力などによって昇格までに要する時間は異なる。特にシングル昇格試験(希望の丘参照)に比べてプリマ昇格試験は段違いに難度が高く、プリマに昇格できずシングルのままで終わるウンディーネも少なくない。

プリマ昇格試験は、ゴンドラ協会主催によるものと指導員が直接試験監督として実施するもの[8]の2つがあり、いずれも筆記試験と実地(操舵)試験から構成される。作中では後者の指導員監督形式しか描かれていないが、こちらは事前に試験実施及びその内容を協会へ申請した上で厳しい審査を受けなければならず手間も時間もかかる[9]ため協会実施形式に比べてその割合は圧倒的に低く、ARIAカンパニーが伝統的に一貫してこのスタイルを取り続けていられるのは小規模店だからこそである。。

業界の現状と今後 編集

現在、ウンディーネの人気はネオ・ヴェネツィアのみならずマンホームでも上昇傾向にあり、ウンディーネを志望する者、プリマ昇格者数共に増加を続けている(全体に占める昇格者数はほぼ一定)[9]。また、姫屋カンナレージョ支店の開業及び藍華・S・グランチェスタの支店長への就任、アリス・キャロルのプリマ飛び級昇格など、業界全体に変革の兆しが現れており、アリシアの若くしての引退と同時のゴンドラ協会要職就任も、変化そのものやそれに対応するための一端をあらわしていると言える。

脚注 編集

  1. ARIA 第6巻 Navigation 27 「ヴェネツィアンガラス」 では、出雲新太の依頼で、ネオ・ヴェネツィアンガラス製品をガラス工房からマルコ・ポーロ国際宇宙港まで輸送している。
  2. 月刊ウンディーネ第3号「グランマの部屋」によれば、ネオ・ヴェネツィア建設後、それまでゴンドラを使っていた消防士と清掃員はエアバイクに乗り換えたとのことである。
  3. アマチュア競技での実績を買われてミドルスクール在学中に入社したアリスは特異なケースといえよう。
  4. 採用システムは各店において異なるようであり、たとえばオレンジぷらねっとはスカウティングや自社が運営する学校での養成を最重要視し、公募採用には重きを置いていない(月刊ウンディーネ第4号「ある視点」参照)。
  5. ARIAカンパニーの場合、規模こそ零細とはいえグランマ創設・アリシア実質経営という要素から人気が出ないはずは無いであろう。そのような店が地元民でない、しかもマンホーム出身の水無灯里を採用したのは、ひとえにアリシアの判断によるものであった(ARIA The OVA 〜ARIETTA〜より)。
  6. 事実、ARIAカンパニーの経営を引き継いでからの灯里は、予約の空き時間を使って船着場での客探しを行っている。
  7. 「お友達」として練習を手伝うという形で指導員付きなしで運行するという抜け道的な回避策もあったりはするが。
  8. この場合、筆記試験は後日行われる。月刊ウンディーネ第4号のアリス・キャロルインタビューを参照。
  9. 9.0 9.1 月刊ウンディーネ第6号「ゴンドラ協会理事に聞く」を参照。
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