ジャスティスガンダム (Justice Gundam) は、テレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED』に登場する架空の兵器(モビルスーツ・MS)。(型式番号:ZGMF-X09A)本項では後継機であるインフィニットジャスティスガンダムの概要も記述する。
注意:以降の記述で物語に関する核心部分が明かされています。
ジャスティスガンダム[]
機体解説[]
ジャスティス | |
型式番号 | ZGMF-X09A(Zero Gravity Maneuver Fighter - eXperiment 09 Atomic) |
所属 | ザフト軍→三隻同盟・エターナル |
建造 | ザフト |
生産形態 | 試作機 |
全高 | 18.56m |
重量 | 75.4t |
動力 | ニュートロンジャマー搭載型核エンジン |
核エンジン出力 | 8826Kw |
装甲 | フェイズシフト装甲 |
武装 | MMI-GAU1 サジットゥス20mm近接防御用機関砲×4 RQM51 バッセル・ビームブーメラン×2 MA-M20 ルプスビームライフル MA-M01 ラケルタ・ビームサーベル×2 ラミネートアンチビームシールド MS支援空中機動飛翔体“ファトゥム-00” (MA-4B フォルティス・ビーム砲×2) (M9M9 ケルフス旋回砲塔機関砲×2) (GAU5 フォルクリス機関砲×4) |
搭乗者 | アスラン・ザラ |
X10Aフリーダムと同時期に開発されたザフトの次世代型高性能MS。キラ・ヤマトとラクス・クラインによるフリーダム強奪事件を受け、プラント最高評議会議長パトリック・ザラより、その息子アスランに託された。目的は「フリーダムの奪還もしくは破壊」と「関わった全ての者の抹殺」だったが、アスランの離反によって、フリーダムのパイロットとなったキラ・ヤマトと共に「三隻同盟」の中核として活躍する事になる。フリーダムとは兄弟機と言える関係にあり、高出力ビーム兵器とPS装甲、それらを連続運用する為のNジャマーキャンセラーと核エンジンを搭載している。
核エンジンによるアドバンテージをストレートに火力に反映させ、全領域において高い戦闘力を発揮するフリーダムに対し、ジャスティスはビームブーメランやファトゥム-00等のトリッキーな武装を数多く備えた近接戦闘重視の機体である。火器も実体弾、ビーム兵器共に威力より速射性能を重視したものを搭載しており、火力ではフリーダムに劣るものの、近接戦闘での攻撃力に優れている。本機にはGAT-X105ストライクのストライカーパックに相当する武装換装システムが搭載されており、フリーダムが単機でオールマイティに戦局に対応するのに対し、本機はバックパック部を換装することで対応しようという両者の構造上の差異に拠るものである。(詳細後述)
しかし、核エンジンから供給される電力による事実上無制限の稼働時間、スタンダードな武装、大気圏内での高速飛行も可能である高い機動性等、基本性能はフリーダム同様ずば抜けて高く、C.E.71年代におけるトップクラスの機体である。この他、フリーダムと同じく「マルチロックオンシステム」も搭載されていおり、ミーティアとの連携運用も可能。
機体色はピンクメインだが、TV劇中の色(イージスとほぼ同じ)とガンプラ成形色のくすんだ色とではかなり印象が異なる。
武装[]
- MMI-GAU1 サジットゥス20mm近接防御用機関砲
- マイウス・ミリタリー・インダストリー(MMI)社製の対空機関砲。両側頭部に計4門装備される。フリーダムのピクウスよりも小口径だが、その分速射性に優れる。
- サジットゥスはラテン語で「矢」の意。
- MA-M20 ルプス・ビームライフル
- 本機及びX10Aフリーダムの共通兵装として開発された携帯ビーム兵器。核エンジンからのドライブによってGAT-Xシリーズ及びゲイツのライフルを凌駕する高出力を誇る。フリーダムのものとはラインのカラーが異なる。
- MA-M01 ラケルタ・ビームサーベル
- ビームライフル同様、フリーダムと共通装備のビームサーベル。核エンジンからのエネルギー供給により従来型よりも威力が高く、アンビデクストラス・ハルバード形態での運用も可能で、搭乗者のアスランは好んでこの形態を用いていた。ビーム刃の色はイージスでは黄色だったが、本機はピンクである。
- RQM51 バッセル・ビームブーメラン
- 両肩に収納されたビームブーメラン。本来デザイン時には設定されていない武装であったが、作中で追加される形となった。量子通信により投擲軌道をコントロールする。
- ラミネート対ビームシールド
- アークエンジェル級の外装に採用されているラミネート装甲製の対ビームシールド。その性能は実戦にて連合のGAT-X131カラミティの高出力ビーム砲「スキュラ」の直撃に耐え、尚且つそれを押し戻し砲口を破壊した事でも実証されている。ビームライフルと同じく、フリーダムのものとの相違点はカラーリングのみ。
ファトゥム-00(ダブルオー)[]
ジャスティス最大の特徴である背部のブースターユニット。ジャスティスの武装換装システムの中で高機動戦用装備として位置づけられており、普段は背面に装着されメインスラスターとして機能するが、本体から分離させ量子通信によって遠隔操作する事が可能で、ジャスティス本体と別の目標に攻撃を加えたり、時間差攻撃を仕掛けたりと様々な戦闘方法に応用可能。劇中ではファトゥムを一種の突撃兵装として使用し、敵機に直接ぶつけるといった使用法も何度か見られた。(本機の単独飛行能力は、ザフトがストライカーパックの運用法を鑑みた上で、武装換装時の利便性も考慮してのものと解釈する事もできる)
上部にジャスティス本体が搭乗する事でサブフライトシステムとして用いることも可能であるが、これが背部のメインスラスターとして使用する運用方法と比していかなるメリットがあるかは不明(他のバックパックを装着時に、サブフライトシステムとして利用すれば、機体の機動性を落とすことなくそのバックパックを運用できるからと思われるが、真相は不明)。
先述のフリーダムに関する任務から紆余曲折はあったが、最終的にジャスティスは専用運用艦であるエターナルに所属することとなったが、そこでもジャスティスの武装換装は行われず、大戦最終局面の自爆直前まで本機のみを運用し続けた。これは、パイロットであるアスランの戦術と本機の機体特性の一致、或いは他の武装換装システムがエターナルのザフト脱走時の段階で未完成などの理由でエターナルに搬入できなかった為と考えられる。
- MA-4B フォルティス・ビーム砲
- 前部に2門搭載されているマティウス・アーセナリー製の速射型ビーム砲。
- フォルティスはラテン語で「強力」の意。
- M9M9 ケルフス旋回砲塔機関砲
- エンジンブロック上部に搭載された実体弾兵器。360度全方向に発射可能。
- GAU5 フォルクリス機関砲
- エンジンブロック~フォルティス砲身間に内蔵された機関砲。
劇中での活躍[]
キラ・ヤマトによって奪取されたフリーダムの奪還、および関連した人物・施設の排除のためアスラン・ザラに与えられたが、オーブ攻防戦においてアスランはこの機体を以ってアークエンジェルに加勢、以後はアークエンジェル側の戦力として運用され、新型GATシリーズに苦戦するフリーダムを援護し危機を救った。
エターナルと合流後、本機はフリーダムと共にエターナルの艦載機となった。これはエターナルが両機の専用運用艦という事もあり、機体運用の利便性を図ったためである。
第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦の最終局面ではフリーダムと連携してカラミティを撃破する活躍を見せた他、カガリ・ユラ・アスハのストライクルージュと共にジェネシス内部に突入し、本機を核爆発させることでジェネシスを破壊した。これによってジェネシスの三度目の発射は寸前で阻止された。この自爆までまともに機体が破損したり、ピンチになったことがなく、被弾率はフリーダムより低い。
インフィニットジャスティスガンダム[]
インフィニットジャスティスガンダム(∞ Justice Gundam)は『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場するMS。(型式番号:ZGMF-X19A)
尚、発表時の名称はナイトジャスティスガンダムであったが、同名のパチスロ台があるという事情により急遽変更された。また、劇中では一貫してジャスティスとだけ呼ばれている。
機体解説[]
インフィニットジャスティス | |
型式番号 | ZGMF-X19A |
所属 | クライン派 →オーブ軍第二宇宙艦隊 |
建造 | クライン派勢力秘密工場 “ファクトリー” |
生産形態 | アスラン・ザラ専用機 |
全高 | 18.9m |
重量 | 79.67t |
動力 | ハイパーデュートリオンエンジン |
核エンジン出力 | 不明 |
装甲 | ヴァリアブルフェイズシフト装甲 |
武装 | MMI-M19L 14mm2連装近接防御機関砲×2 MMI-GAU26 17.5mmCIWS×4 MA-M1911 高エネルギービームライフル ・MA-M02G シュペールラケルタビームサーベル×2 MR-Q15A グリフォンビームブレイド×2 MX2002 ビームキャリーシールド (RQM55 シャイニングエッジビームブーメラン) (EEQ8 グラップルスティンガー) MS支援空中機動飛翔体“ファトゥム-01” (MA-6J ハイパーフォルティスビーム砲×2) (MA-M02S ブレフィスラケルタビームサーベル×2) (MR-Q17X グリフォン2ビームブレイド×2) (MA-M02G シュペールラケルタビームサーベル) |
主な搭乗者 | アスラン・ザラ ラクス・クライン |
本機の開発経緯について詳細には判明しておらず、一説によればラクス・クラインを筆頭とする旧クライン派がジャスティスのデータとザフト軍MS、セカンドステージシリーズのデータを基にジャスティスの強化改修機として秘密工場“ファクトリー”にて建造した機体であり[1]、おそらくアスラン・ザラ専用機として開発が行われていたと思われる。
ハイパーデュートリオン(HD)エンジンの搭載により、ジャスティスの数倍の戦闘能力を持つとされ、機体性能はデスティニー、レジェンドに匹敵するとされている。フレームは銀色のPS装甲素材である。
先代機であるジャスティスは、ビームライフル、ビームサーベル、数種の機関砲を駆使した中~近距離での高速戦闘を基本戦闘スタイルとしていたが、パイロットのアスランが先代機搭乗時に、近接戦闘を行う事が多かった事を考慮され、本機はその基本コンセプトを受け継ぎつつも、機関砲の代わりにバリエーション豊かな格闘戦用ビーム兵器を多数搭載、接近戦時における戦術バリエーションの拡大を図っている。
搭載されたビームサーベル系兵装は両腰部のシュペールラケルタを始め、脚部のグリフォン、ビームキャリーシールドに搭載されたシャイニングエッジに加え、ファトゥム-00の後継機である背面リフター・ファトゥム-01はそれ自体がビーム刃の塊とでもいうべきものとなっている。また、攻撃面のみならず、ビームキャリーシールドに一基だがビームシールド発生装置を装備。防御面においてもトップクラスのスペックを誇る。なお、初出撃の際にはコックピットに「マルチロックオンシステム」があることが確認できる。
「インフィニット」は「無限」の意で、「インフィニットジャスティス」とは「無限の正義」、「飽くなき正義」と訳される。ちなみに、アメリカのアフガニスタン侵攻計画には当初この名称が作戦名に用いられていたが、反発をうけEnduring freedom「不朽の自由」に変更された。
3rdOPカット時の本機の額には、"Giustizia Modifica"の文字がある。
武装[]
- MMI-M19L 14mm2連装近接防御機関砲
- 左右側頭部に搭載された小型機関砲。ジャスティスの武装であるMMI-GAU1“サジットゥス”を連想させるが、系統的にはガズウートに搭載された装備の改修型に当たる。
- MMI-GAU26 17.5mmCIWS
- 胸部に4基あるCIWS。MMI-M19Lと共にインフィニットジャスティスの近接防御を担っている。サジットゥスの直系。
- MA-M1911 高エネルギービームライフル
- フリーダムとジャスティスの共通兵装であるMA-M20 ルプスは、今回のリファイン機開発に際し、個別に大幅なアレンジが施された。2挺となり連結してロングライフルとなるストライクフリーダムのライフルに対し、本機のビームライフルは格闘戦時の取り回しを考慮しサブグリップを廃したものとなっている。
- MA-M02G シュペールラケルタビームサーベル
- 両腰にマウントされているビームサーベル。基本的には先代ジャスティスのMA-M01 ラケルタと同一であるが、出力強化を施され、C.E.73時点においても十分実用に耐える。連結させてアンビデクストラス・ハルバード形態としても使用可能で、劇中では、こちらの形態での使用が主である。
- C.E.73の段階においてもその性能は十分だと判断された為、新型エンジンに対応した若干の改良を施した上で再生産されたものと思われる。
- MR-Q15A グリフォンビームブレイド
- 左右の膝~爪先間に設けられたビームブレイド。本機の分離稼働武装・ファトゥム-01や脚部に付いたビームブレイドはX88Sガイアに搭載されているMR-Q17X“グリフォン2”の前型兵器である。
- この種の蹴り技を斬撃に昇華させる近接ビーム兵装はX24SカオスやGAT-X303イージス、他にX11Aリジェネレイトにも見られた。
- 名称の由来は鷹の上半身と獅子の下半身を持つ架空の生物グリフォン。
- MX2002 ビームキャリーシールド
- ビームシールドジェネレーター、ビームブーメラン、ワイヤーアンカーを内蔵する複合防盾兵装。
- 本兵装は「ウェポンプラットフォームの機能を兼ね備えたビームシールド」に分類される。また、発生されたビームシールドは、大出力ビーム砲の直撃さえ防ぎきる。展開中でも内側からの攻撃は素通りし、攻撃と防御を同時に行うことができる。ビームの出力は調整すること事ができ、シールドの形状を変えるのみならず、ビームガンやビームサーベルとしての使用も可能である。従来の実体式シールドに比べ、ビーム攻撃に対する防御機能は遥かに向上し、相当なビームの耐性があると思われ、対ビームコーティングされた武器(例:アストレイブルーフレームセカンドの対装甲ナイフやタクティカル・アームズ等)にビームを貫かれてもビームキャリーシールド自体がPS化している為、防御はほぼ完璧である。
- RQM55 シャイニングエッジビームブーメラン
- ビームキャリーシールド外縁に設置されたビームブーメランで、RQM51 バッセル[2]やRQM60 フラッシュエッジの系列モデル。従来のビームブーメランに比べ出力されるビーム刃が長大で、ブーメラン本体からビーム刃が届く半径が拡大している。通常はビームキャリーシールド先端部に搭載されており、そのままビームを展開させて大型ビームソードとしても運用可能。
- EEQ08 グラップルスティンガー
- ビームキャリーシールド外装部に格納されている格闘戦用クロー。ビームシールド発生装置の前半分を挟む形で蟹の爪型クローが、更にクローと連絡したワイヤーがビームシールド発生装置内に巻かれて、それぞれ設置されており、使用時にはクローがワイヤーを引っ張る形で飛び出し、敵を捕縛する。ソードストライクのパンツァーアイゼンと同様の武器である。型番からはゲイツのエクステンショナル・アレスターの発展形である事が伺える。
- 本編劇中では使われた描写は無く、唯一確認出来るのは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY FINAL PLUS-選ばれた未来-』のオープニングのみ。
- 尚、コミカライズ版4巻(講談社・コミックボンボン連載)では、この兵装でデスティニーの武装を奪い反撃に転ずる場面が描かれている。
ファトゥム-01(ファトゥム-ゼロワン)[]
背面に装備された大型飛行ユニット。X09Aに装備されたファトゥム-00の発展型で、同様に装着時及び分離後本体を上部へ搭乗させるサブフライトシステムとしての機能を持ち、遠隔操作や自律行動による本体との連携攻撃に使用される。“00”と共にNジャマー下での無線誘導が可能である事から、量子通信を用いたドラグーンシステム、もしくはその近縁的なシステムが使用されていると推測されるが、現在明確な資料は存在していない。
また新機能としては機体底面にグリップを設置しており、底面にもMSを牽引可能となった他、ウィングの展開機構も一新されている。
分離時に展開する機首部分には、突撃用の大型対装甲ナイフが組み込まれている。
各部の格闘戦用兵装を展開しての突撃はザフト軍最新型戦艦ミネルバの装甲すら易々と貫通する程の破壊力を持ち、対艦・対要塞戦において驚異的な戦闘力を発揮する。作中でアスランはほとんど分離させなかったが、ファトゥム-01自体がブースターの役目も担っているため、分離させると機動力が相当下がる。
- 対装甲ナイフ
- 前述の通り、ファトゥム01の機首部分に当たる部分に装備された対装甲ナイフ。インフィニットジャスティス本体との接合時は、ファトゥム01の上部MS搭載スペースに折り畳まれる形で収納されており、分離時のみ展開する。
- また、この装備は立派な武装であるにも関わらず、固有の名称・型式番号が与えられていない。インパルスの「フォールディングレイザー」を参考にしたとあるが、おそらく参考にされたのは展開する機能と、振動波と実体剣を併用したシステムを指していると思われ、形状や色彩には全く共通点が無い。形式番号等が無いのはアビスの肩部シールドと同じように『ファトゥム01を構成するパーツの一部』であることの表れと思われる。
- MA-6J ハイパーフォルティスビーム砲
- MA-M02S ブレフィスラケルタビームサーベル
- ファトゥム-01機首部周辺に2基装備された可変式兵装。
- MA-6J ハイパーフォルティスは、その名の通りジャスティスのMA-4B フォルティスの発展型であり、型式番号上はX23SセイバーのMA-7B スーパーフォルティスは前型モデルに当たる。MA-M1911と同じく、ジャスティスの数少ない射撃系ビーム兵器である。
- また砲身を180度折り畳む事により、MA-M02S ブレフィスラケルタが使用可能となる。MA-M02G シュペールラケルタをショートタイプに改修したこの兵装は、ビームスパイクとして使用される。
- MA-M02G シュペールラケルタビームサーベル
- ファトゥム-01機首部底面(対装甲ナイフの前部斜め下)に装備されたビームサーベル。腰部のシュペールラケルタに若干のカスタマイズを施し、ファトゥム-01の固定武装としたものである。ブレフィスラケルタと共にファトゥム-01突撃時の前面部の攻撃力増強に寄与している。
- MR-Q17X グリフォン2ビームブレイド
- ファトゥム-01の両翼に装備されている先述の通りガイアと同型のビームブレード。やはり標的とのすれ違いざまでの斬撃に威力を発揮する。
劇中での活躍[]
42話にて、ザフトのオーブ侵攻作戦の最中、コクピットにラクスを乗せ、軌道上のエターナルからキラ・ヤマトの駆るストライクフリーダムと共に大気圏に突入。ストライクフリーダムと分れた後はラクスの操縦で戦闘中のアークエンジェルに収容された。その後、ザフト脱走時におった負傷がいまだ癒えないアスラン・ザラが無理を押して搭乗し出撃、シンの駆るデスティニーと交戦し同機の右腕を切り落とし撤退に追い込む。その後アスランは傷が開いて気を失ってしまう。
49話のステーション・ワン攻防戦においては、ストライクフリーダムと共にミーティアを装備して、ステーション・ワンを防衛せんとする多数のザフト軍部隊を撃破、その後ステーション・ワンを破壊した。
最終話のメサイア攻防戦において、ルナマリア・ホークの駆るインパルスを戦闘不能に追い込み、追撃してくるデスティニーとも交戦、戦闘不能に追い込んでいる。TV放送版第50話ではミネルバのメインスラスターをファトゥム-01によって破壊し航行不能に追い込む。更にアカツキと共に月面にあるレクイエムの砲本体に侵入し、ファトゥム-01を特攻させ、これを破壊。本機はアカツキと共に脱出した。なお、これによってファトゥム-01を失うが、それ以外に戦闘によって被った損傷は皆無であり、その総合性能の高さを見せ付けた。
漫画版「機動戦士ガンダムSEED DESTINY THE EDGE」においては、シン・アスカの搭乗するデスティニーガンダムとの戦闘で右腕が破壊されているという違いがある。コミカライズ版ではデスティニーによりミーティアを破壊されている。 停戦後のラクスのプラント帰還時にはファトゥム-01が装備された状態で護衛などを行っている姿が確認をされている。
en:ZGMF-X19A Infinite Justice Gundam
関連項目[]