ナスカ級 (Nazca Class) は、アニメ『機動戦士ガンダムSEED』及び『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する架空の艦船のクラス。
艦体解説[]
ザフト軍が開発した高速戦闘艦であり、ザフト軍宇宙艦隊の中核をなす主力戦闘艦。モビルスーツMSの搭載数は6機であり、艦中央の艦橋下部に展開式リニアカタパルトを1基備えている。
武装は、高出力の主砲が2基、レールガン2基などを装備しており、レールガンの代わりに小型の連装ビーム砲を装備している艦や艦後部にミサイル発射菅を持つものなど火力を強化しているタイプも存在する。
ヴェサリウス[]
ヴェサリウス | |
型式 | 高速戦闘艦 |
艦籍番号 | 不明 |
所属 | ザフト軍 |
全長 | 255m |
重量 | 不明 |
武装 |
・450ミリ多目的VLS×5 |
その他 |
・MS搭載能力 |
ヴェサリウス (Vesalius) は、『機動戦士ガンダムSEED』に登場する艦船。
艦艇概要[]
クルーゼ隊の旗艦として運用されている。艦長はフレデリック・アデス。
搭載MS[]
劇中での活躍[]
僚艦ガモフと共にヘリオポリスを襲撃し、地球連合軍の開発した5機のG兵器のうち4機の奪取に成功している。以降、ヘリオポリスから脱出した地球連合軍の戦艦アークエンジェルの追撃を行なった。アークエンジェルの地球降下を阻止すべく、大気圏近くの戦闘において、アークエンジェルの降下を支援する大西洋連邦の第8艦隊と交戦し、これを壊滅させている。しかし肝心のアークエンジェルの地球降下は許し、また、ガモフをこの戦闘で失っている。
その後、脱走したエターナルの追撃戦に投入された。メンデル付近の宙域でホイジンガー、ヘルダーリンと共にアークエンジェル、エターナル、クサナギの三隻同盟と地球連合軍のドミニオンによる三つ巴の戦いを展開する。この戦闘でザフト艦隊を突破しようとするエターナル、クサナギの集中砲火を受けてヴェサリウスは撃沈した。
ホイジンガー[]
メンデル付近の宙域で、ヴェサリウスとともに三隻同盟と戦った3隻のナスカ級の一隻。
ヘルダーリン[]
メンデル付近の宙域で、ヴェサリウスとともに三隻同盟と戦った3隻のナスカ級の一隻。
ナスカ[]
ナスカ級の一隻
ハーシェル[]
『DESTINY』に登場。ファントムペインによるL4コロニー「アーモリーワン」からのモビルスーツ奪取事件の際、僚艦フーリエと共にコロニー外の哨戒をしていたため、ガーティ・ルーからの奇襲攻撃を受ける。ガーティ・ルーの最初の標的になったため、何もできないまま沈没。
フーリエ[]
『DESTINY』に登場。ファントムペインによるL4コロニー「アーモリーワン」からのモビルスーツ奪取事件の際、僚艦ハーシェルと共にコロニー外の哨戒をしていたため、ガーティ・ルーからの奇襲攻撃を受ける。僚艦ハーシェルを撃沈され、フーリエも満身創痍になるという状況下におかれながらも果敢に応戦したが、最終的にはガーティ・ルーに損傷を与えられないまま撃沈される。
ボルテール[]
『DESTINY』に登場。ユニウスセブン破砕作業に出動したジュール隊の旗艦。
ルソー[]
『DESTINY』に登場。ボルテールとともにユニウスセブン破砕作業に出動したジュール隊の一隻。
余談[]
- ローラシア級に次いで建造され、ローラシア級に比べ砲力においてやや軽装であるが、これは搭載モビルスーツの迅速な展開・運用を主眼に艦自体の機動力を重視した結果である。また、主砲の威力はかなり高くドレイク級駆逐艦を一斉射にて撃沈しうる砲力は確保されている。
- ネームシップ「ナスカ」以下、本級に属する同型艦には艦容の差異は無い。また、「ナスカ」は古代文明の名称から採られているが、以下の同型艦の艦名は全て歴史上の知識人の名前から採られている。
- クルーゼ隊などの部隊に旗艦として運用された他、『DESTINY』においてはニュートロンスタンピーダーを備えたナスカ級が、核攻撃からのプラント防衛に活躍するなどしている。また、クライン派やザフト脱走兵らも使用している。
- 地球軍の新鋭艦アークエンジェルにも匹敵する快速を誇り、エターナルの就役まではザフト艦艇中随一の高速艦であった。
- 『DESTINY』では、エターナル討伐に参加したナスカ級3隻に対してストライクフリーダムが撃破したモビルスーツの数が最低でも25機以上とその前にストライクルージュとガイア に撃破された機体が出撃している。
関連項目[]
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